4GPi – ラズベリーパイ用4G(LTE)通信モジュール
ラズベリーパイ用4G(LTE)通信モジュール「4GPi」
4GPi(フォージーパイ)は、ラズベリーパイ専用に開発された4G(LTE)通信モジュールです。ラズベリーパイを携帯電話網経由で高速かつ安定してインターネット接続でき、ハードウエア開発の経験が少ないソフトウエア技術者でも容易にIoT機器等の開発が可能です。また電源構成などラズベリーパイの稼動安定性にも配慮しており、PoCやプロトタイピングだけでなく製品組込み等の様々なビジネス用途で活用されています。
※上記は定価です。複数台購入される場合は、バルク販売をご検討ください。
- 特長
- 関連情報
- 4GPiブログ
- よくあるご質問
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ラズパイ専用設計、豊富な事例と周辺機器で開発を効率化
ラズベリーパイは2012年の販売開始から年率40%増で出荷が続く、世界的に最も普及しているシングルボードコンピュータ(SBC)です。様々な周辺機器やドキュメント、コミュニティも充実しており、近年では本来の教育用途だけでなく、業務用途でも幅広く活用されています。4GPiはラズベリーパイ専用に設計されており、組立・接続が簡単で、ハード開発に不慣れな方でも迅速に効率的な開発が可能です。
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3キャリア対応、携帯電話回線で高速・安定した通信を実現
豊富な導入実績を持つ前機種3GPiの仕様を踏襲しピンヘッダ経由での電源供給を採用、ラズベリーパイ本体の安定動作も実現しています。また、ラズベリーパイ標準OSである Raspberry Pi OS 向けの専用ツールを弊社からパッケージとして提供しており、セットアップも容易です。更に、それら4GPi専用ツールをインストール済みのOSイメージも弊社Webサイトより提供しているため、購入からすぐに活用できます。
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弊社以外のラズベリーパイ向け基板(HAT)との併用も考慮
本製品はラズベリーパイにスタックして使用しますが、使用するGPIOの割り当てをジャンパピンで切り替える機能を有しています。その結果、他のHATと併用する際の競合を回避しやすくなり、ラズベリーパイの豊富なハードウェア資産を組み合わせた柔軟な稼動が可能です。特に、弊社「slee-Pi (電源管理/死活監視モジュール)」、「ADPi (高精度A/D変換モジュール)」等は併用を前提として設計されています。
内容物(4GPi)
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4GPi本体
1個
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4G アンテナ
2本
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DCジャック – XHP-2コネクタ変換ハーネス
1本
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USB-A オス – USBmini-b オスケーブル
1本
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基板固定用六角スペーサ(M2.6)セット
4セット
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同梱資料
1部
ピンヘッダは40 pinです。
変換ハーネスのDCジャックは、外径5.5mm 内径2.1mm、センタープラスのDCプラグ用です。
ACアダプタの容量は12V 2.0A以上を推奨しています。
ラズベリーパイ本体、ACアダプタ、SIMカードは付属していません。
対応SIMカードは全て標準SIM(25 mm × 15 mm)です。
その他、4GPiに関する不明点はこちらからお問合わせください。
備考
動作確認済みラズベリーパイ(Raspberry Pi)
Raspberry Pi A+ / 3A+ / B+ / 2B / 3B / 3B+ / 4B(2GB、4GB、8GB)
※4Bについては、同梱USBケーブルが物理的に干渉する場合があります(2020年9月以降出荷の4GPiは解消済)、ご注意ください。
4G通信モジュールについて
SIM7600JC-H、付属の4Gアンテナとで技適(JATE/TELEC)取得済
GPSについて
3GPiと異なり4GPiではGPSが使用できません、ご注意ください。
※3GPi同様、4GPiでもSMAのコネクタが2個搭載されていますが、4G(LTE)ではアンテナを2本使用するためです。
動作確認済みSIM
対応SIMカードは全て標準SIM(25mm×15mm)となります、ナノサイズSIM等はアダプタをご使用ください。4GPiに搭載されているLTE通信システムモジュール(SIM7600JC-H)は、NTTドコモ、au、softbankの通信キャリアIOT(inter-operability testing:相互接続性試験)を完了しており、基本的にそれらキャリアネットワークを使用したMVNOでも接続可能です。弊社にて確認済みのSIMについては動作確認済み SIMに記載しておりますが、SIMの事業者/プランは膨大な為、弊社での個別確認は致しておりませんので予めご了承ください。
その他、ご不明点などお問合わせください。
4GPi 稼動環境構築済 microSDカード
標準OS(Raspberry Pi OS Lite)に4GPiのユーティリティソフトウエア等がインストールされている、稼動環境構築済みの32GB microSDカードを販売しています。
使用するSIMカードに対応したAPN設定を行うだけで、ラズベリーパイのインターネット接続が可能です。弊社にて耐久テスト等実施した動作検証済みmicroSDカードを使用しています。
4GPiブログ
4GPiを使用したブログを以下にご紹介します、開発の際のご参考になれば幸いです。
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4GPi+Raspberry PiでSMS発着信
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piユーザー廃止に伴う、4GPi OSの初期ログインユーザー作成方法
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ラズパイ用4G通信モジュール4GPiでネット接続するまでの流れ
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電源OFFのラズパイからセンサーデータを取得するバッチを作る
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ラズパイ+4GPiでLTEルータを作る(Wi-Fi・有線LAN 両対応)
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Raspberry Pi Imagerで4GPiのOSイメージを簡単カスタマイズ
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4GPiのOSイメージをSDカードに書き込む
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RaspberryPiをSMSで起動してみる
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ラズパイをLTE回線でWiFiルータ化、通信エラー時のMTU、MSS設定など
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ラズパイからLTE回線で送信した動画をAmazon Rekognitionに分析させる
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Actcast Writerで、ラズパイにActcastと4GPiをセットアップ
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ラズパイで撮影した動画をLTE回線でAmazon Kinesis Video Streamに送信
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Azure Table Storageの情報をExcelとPower BIへインポート & グラフ化
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ICカードリーダで取得した情報を4GPi経由でAzure Table Storageに保存
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「SIMカード+4GPi」でラズパイをモバイルWiFiルーターにする
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公式Busterイメージから4GPiを設定
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Stretch 版 4GPi のイメージから Buster へのアップグレード
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4GPiで固定IPアドレスSIMイプシムを使う
(フォージーパイ)について
- 動作確認済みラズベリーパイ、4GPiを使用した事例のブログなどの情報はありますか?
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4GPiの動作確認済みラズベリーパイや同梱品等の情報は、以下を参照ください。
https://mechatrax.com/products/4gpi/#relation
4GPiを使用した事例のブログは、以下を参照ください。
https://mechatrax.com/products/4gpi/#blog - SDカードやACアダプタはどこで入手できますか?
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3GPiから移行されるユーザー様に配慮し、3GPiで同梱されていた稼働環境構築済みmicroSDカードや対応ACアダプタ(12V 2.0A)は、4GPiでは同梱してません。新規に4GPiを購入される方は、弊社公式オンラインストアから4GPi用microSDカード、ACアダプター 12V/2A(内径2.1mm)を購入可能ですので、ご活用ください。
- 4GPiではGPSが使用できますか?
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4GPiではGPS機能が利用できませんので、ラズパイで使用可能なGPS、みちびき等の位置計測モジュールを別途ご活用ください。(3GPi同様、4GPiでもSMAのコネクタが2個搭載されていますが、4G(LTE)ではアンテナを2本使用するためです)
- 対応している通信事業者(SIMカード)について教えてください。
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4GPiに搭載されているLTE通信システムモジュール(SIM7600JC-H)は、4G(LTE)のみ対応しています(3Gでの通信には対応していません)。NTTドコモ、au、softbankの通信キャリアIOT(inter-operability testing:相互接続性試験)を完了しており、基本的にそれらキャリアネットワークを使用したMVNOでも接続可能です。弊社にて確認済みのSIMについては動作確認済み SIMに記載しておりますが、SIMの事業者/プランは膨大な為、弊社での個別確認は致しておりませんので予めご了承ください。尚、SIMのサイズは標準(マイクロ、ナノはアダプタ等使用ください)、アクセスポイント(APN)の設定につきましては接続設定を参照ください。
- 4G(LTE)回線経由でのネット接続が上手くできません。
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下記をご確認ください。
- ・4GPi本体(基板)がピンソケット(40pin)にしっかり差し込まれているか
- ・4GPi本体に対してCN1から十分な電源が供給されているか(12V 2.0A以上を推奨)
- ・SIMカードはSIMソケットに正常装着されているか(SIMの裏表、ソケットのロックを確認ください)
- ・4Gアンテナは正しく接続されているか(アンテナは2本ございます)
- ・付属のUSBケーブルでラズベリーパイと4GPi本体(基板)が接続されているか
- ・ソフトウエアがセットアップされているか(こちら参照ください)
- ・SIMカードの契約は4G(LTE)に対応しているか、また接続設定(APN設定)は適切か
- ・4GPi本体(基板)の青色LEDは点滅しているか
- 現在使用しているLinux環境で4GPiを使いたいです。
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Raspberry Pi OS での使用を想定しており、他環境はサポート対象外となります。セットアップはこちらを参照ください。
- どのように4GPiからラズベリーパイに電源供給されているのですか?
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ACアダプタ(12V 2.0A以上を推奨)から4GPiに給電し、ピンソケット経由で4GPiからラズベリーパイに5Vで供給しています。4GPiとラズベリーパイはUSB接続されますが、データ通信としての接続であり、電源供給はピンソケット経由となります。この結果、ラズベリーパイへの直接給電は不要ですが、4GPi側には電源ON、OFFの切替はなく、ACアダプタに給電されることで、自動的にラズベリーパイにも給電(=起動)されます。
- 4GPiの消費電力を教えてください。
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4GPiはラズベリーパイと併用しますので、ラズベリーパイの消費電力も含めた形になりますが、データ送信時で約3.6~4.8Wとなります。(ラズベリーパイのCPU稼働状況にもよりますので参考値とお考え下さい)
- 4GPiで、音声やSMSも利用できるのでしょうか。
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SMSは可能ですが(SMS機能付SIMの場合)、音声での通信(通話)機能はありません。データ通信は可能ですので、アプリケーション等でデータ通信機能を活用しての音声通話等は可能です。
- SIMスロットのフタ(カバー)が折れてしまいました。
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メカトラックスオンラインストアよりご購入いただけます。こちらからご確認ください。