よくあるご質問(FAQ)
メカトラックスの各種製品や受託開発・製造サービスについて
よくある質問ごとに回答をまとめていますので参照ください。
サービスに関するFAQ
製品に関するFAQ
(フォージーパイ)について
- 動作確認済みラズベリーパイ、4GPiを使用した事例のブログなどの情報はありますか?
- 4GPiの動作確認済みラズベリーパイや同梱品等の情報は、以下を参照ください。
/products/4gpi/#relation
4GPiを使用した事例のブログは、以下を参照ください。
/blog_tag/4gpi/ - SDカードやACアダプタはどこで入手できますか?
- 3GPiから移行されるユーザー様に配慮し、3GPiで同梱されていた稼働環境構築済みmicroSDカードや対応ACアダプタ(12V 2.0A)は、4GPiでは同梱してません。新規に4GPiを購入される方は、弊社公式オンラインストアから4GPi用microSDカード、ACアダプター 12V/2A(内径2.1mm)を購入可能ですので、ご活用ください。
- 4GPiではGPSが使用できますか?
- 4GPiではGPS機能が利用できませんので、ラズパイで使用可能なGPS、みちびき等の位置計測モジュールを別途ご活用ください。(3GPi同様、4GPiでもSMAのコネクタが2個搭載されていますが、4G(LTE)ではアンテナを2本使用するためです)
- 対応している通信事業者(SIMカード)について教えてください。
- 4GPiに搭載されているLTE通信システムモジュール(SIM7600JC-H)は、4G(LTE)のみ対応しています(3Gでの通信には対応していません)。NTTドコモ、au、softbankの通信キャリアIOT(inter-operability testing:相互接続性試験)を完了しており、基本的にそれらキャリアネットワークを使用したMVNOでも接続可能です。
※音声通話機能付きSIM、海外ローミングSIMは使用できない場合があるのでご注意ください。
弊社にて確認済みのSIMについては動作確認済み SIMに記載しておりますが、SIMの事業者/プランは膨大な為、個別のSIMが動作することに関しては保証およびサポートできかねますので予めご了承ください。尚、SIMのサイズは標準(マイクロ、ナノはアダプタ等使用ください)、アクセスポイント(APN)の設定につきましては接続設定を参照ください。 - 4G(LTE)回線経由でのネット接続が上手くできません。
- 下記をご確認ください。
- ・4GPi本体(基板)がピンソケット(40pin)にしっかり差し込まれているか
- ・4GPi本体に対してCN1から十分な電源が供給されているか(12V 2.0A以上を推奨)
- ・SIMカードはSIMソケットに正常装着されているか(SIMの裏表、ソケットのロックを確認ください)
- ・4Gアンテナは正しく接続されているか(アンテナは2本ございます)
- ・付属のUSBケーブルでラズベリーパイと4GPi本体(基板)が接続されているか
- ・ソフトウエアがセットアップされているか(こちら参照ください)
- ・SIMカードの契約は4G(LTE)に対応しているか、また接続設定(APN設定)は適切か
- ・4GPi本体(基板)の青色LEDは点滅しているか
- 現在使用しているLinux環境で4GPiを使いたいです。
- Raspberry Pi OS での使用を想定しており、他環境はサポート対象外となります。セットアップはこちらを参照ください。
- どのように4GPiからラズベリーパイに電源供給されているのですか?
- ACアダプタ(12V 2.0A以上を推奨)から4GPiに給電し、ピンソケット経由で4GPiからラズベリーパイに5Vで供給しています。4GPiとラズベリーパイはUSB接続されますが、データ通信としての接続であり、電源供給はピンソケット経由となります。この結果、ラズベリーパイへの直接給電は不要ですが、4GPi側には電源ON、OFFの切替はなく、ACアダプタに給電されることで、自動的にラズベリーパイにも給電(=起動)されます。
- 4GPiの消費電力を教えてください。
- 4GPiはラズベリーパイと併用しますので、ラズベリーパイの消費電力も含めた形になりますが、データ送信時で約3.6~4.8Wとなります。(ラズベリーパイのCPU稼働状況にもよりますので参考値とお考え下さい)
- 4GPiで、音声やSMSも利用できるのでしょうか。
- SMSは可能ですが(SMS機能付SIMの場合)、音声での通信(通話)機能はありません。データ通信は可能ですので、アプリケーション等でデータ通信機能を活用しての音声通話等は可能です。
- SIMスロットのフタ(カバー)が折れてしまいました。
- メカトラックスオンラインストアよりご購入いただけます。こちらからご確認ください。
(スリーピー)について
- 動作確認済みラズベリーパイ、slee-Piを使用した事例のブログなどの情報はありますか?
- slee-Piの動作確認済みラズベリーパイや同梱品等の情報は、以下を参照ください。
/products/slee-pi/#relation
slee-Piを使用した事例のブログは、以下を参照ください。
/blog_tag/slee-pi/ - 設定どおりに動作しません。
- 下記をご確認ください。
※slee-Piシリーズには複数のバージョン(こちらの備考欄参照)が存在しますのでご注意ください。
- ・slee-Pi本体(基板)がピンソケット(40pin)にしっかり差し込まれているか
- ・slee-Pi本体に対して十分な電源が供給されているか(12V2A以上を推奨)
- ・ディップスイッチ、ジャンパ等、正しく設定されているか
- ・slee-Piのバージョンに対応したソフトウエアがセットアップされているか
- ・RTCの時刻合わせは正常になされているか
- ・ラズベリーパイシャットダウン時もslee-Piに電源供給されているか
- 電源投入時、ラズベリーパイが自動的に起動する場合と起動しない場合があります。(slee-Pi 3以外)
- slee-Piに搭載されているバックアップキャパシタが空になっているかどうかで、電源投入時の挙動が異なります。slee-Piのバックアップキャパシタが空になっている場合、slee-Pi上の設定が初期化されますので、電源復活時に自動起動します。バックアップキャパシタについてはこちらも参照ください。
- ラズベリーパイ再起動後、時刻がずれています。(slee-Pi 3以外)
- slee-Piが電源(ACアダプタ、電池等)に接続されていれば、ラズベリーパイのシャットダウン後も時刻が保持されますが、slee-Pi単独では内蔵のバックアップキャパシタ満充電時から3時間程度の保持しか出来ませんのでご注意ください。
※時刻合わせしたslee-Piを別のラズベリーパイに差し替えする際などの簡易時刻保持的な位置づけです、満充電には全く充電されていない状態から10分程度かかります。(2分程度の充電でも数分間の保持は可能です) - 3GPiや4GPiとslee-Piを併用する場合、電源はどのように接続するのが良いでしょうか?
- slee-Pi の電源入力を使用してください。
(エーディーパイ)について
- 動作確認済みラズベリーパイ、ADPiを使用した事例のブログなどの情報はありますか?
- ADPiの動作確認済みラズベリーパイや同梱品等の情報は、以下を参照ください。
/products/adpi/#relation
ADPiを使用した事例のブログは、以下を参照ください。
/blog_tag/adpi/ - 手持ちのセンサは出力が差動ではなく1本しかありません.接続できますか?
- ターミナルの負入力とGNDを接続し、正入力にセンサからの出力を接続してください。
- 5個以上のセンサを使いたい場合.どうしたらよいですか?
- ADPi Proは2台まで同時使用が可能(最大8個のセンサーを接続可)となってます。
- 5V電源が必要なセンサは接続できますか?
- ADPi Proのセンサ用電源出力は12Vですが、ADPi Pro用センサ電源5V出力用アタッチメントで使用可能となります。
- 24V電源が必要なセンサは接続できますか?
- ADPi Proのセンサ用電源出力は12Vですので、別途電源をご用意ください。
- センサの電源は何Aまで供給できますか?
- 各チャンネルあたり50mAまで供給できます。
- 屋外で使うためケースが必要ですが提供されてますか?
- 使用状況次第でサイズや防水性能も異なりますのでケース単体では提供しておりません。屋外用途を想定したラズパイ防塵防水IoTゲートウェイ「Pi-protect」、太陽光パネル等を備えたラズベリーパイ屋外稼動キット「Pi-field」を提供してますので御検討ください。
- 避雷器は内蔵していますか?
- 内蔵していませんので、お客様での対応をお願いします。
(パイプロテクト)について
- Pi-protectの詳細、Pi-protectを使用した事例のブログなどの情報はありますか?
- Pi-protectの詳細は、以下を参照ください。
/products/pi-protect/#relation
Pi-protectを使用した事例のブログは、以下を参照ください。
/blog_tag/pi-protect/ - Pi-protectの消費電力はどのくらいですか?
- センサ等を接続しないPi-protect単体の状態で、データ送信時約3.6~4.8Wとなります。(ラズベリーパイのCPU稼働状況にもよりますので参考値とお考え下さい)
- ラズベリーパイや搭載機材、防水防塵ケースの変更等のカスタマイズはできますか?
- 有償対応になりますが、搭載ラズベリーパイの変更も可能です(4GPi、slee-Pi3で使用可能なモデルに限ります)。また、工場などDC24V供給が可能な場合はスイッチング電源を外してケースを小型化するなどのカスタマイズも可能です。
内容次第でお見積りいたしますので、詳細はお問い合わせください。
(パイフィールド)について
- Pi-field / Pi-field Liteの詳細、Pi-fieldを使用した事例のブログなどの情報はありますか?
- Pi-field / Pi-field Liteの詳細は、以下を参照ください。
/products/pi-field/#relation
Pi-fieldを使用した事例のブログは、以下を参照ください。
/blog_tag/pi-field/ - まる1日(24時間)の稼働はできますか?1日あたりどれくらいの消費電力を想定していますか?
- Pi-fieldは間欠動作(定時ON/OFF動作)を前提としており、24時間連続稼働はできません。消費電力として、1日あたりPi-fieldで約60Wh程度、より小型のPi-field Liteで約10Wh程度を想定していますが、使用されるセンサーの仕様や個数、別途搭載する周辺機器次第となります。また、Pi-fieldの特徴である間欠動作の間隔次第で1日あたりの消費電力も大幅に異なります。(例:10分に1回の間欠動作の場合、消費電力は常時稼動時と比較して約80%削減され、時間間隔が大きくなれば消費電力はより小さくなります)さらに設置場所により太陽光パネルの発電量も異なりますので、ひとつの目安とお考えください。
- ラズベリーパイやその他搭載機材の変更等のカスタマイズはできますか?
- 標準構成ではRaspberry Pi 4 Model B(RAM 2GB)を搭載していますが、変更も可能です。詳細はお問い合わせください。
(ラズベリーパイ)、製品全般について
- 3GPi、anyPiの製品紹介ページが見当たりません。
- 3G回線停波の流れに伴い、2021年6月をもって製造終了とさせて頂いてます。詳細につきましては、こちらを参照ください。尚、3GPiをお使いのユーザで製品仕様等が必要な方はこちらを参照ください。
- メカトラックス社製品とラズパイを組み合わせて格納する筐体(ケース)はありますか?
- 放熱性に優れた専用メタルケース(4GPi、slee-Pi3向けの2段対応、3段対応)、ならびに弊社製品とラズパイ等セットにしたメタルケースセットを提供しています。さらに、防塵防水性能を備えたIoTゲートウェイ「Pi-protect」、太陽光パネルで稼働する「Pi-field」もございますので、こちらもご検討ください。
他方、防水や防塵、電源の有無、サイズの制約などお客様の要件に応じた、特注筐体(ケース)設計・加工も受託しています。費用は内容次第になりますが、概ね初期費用(仕様検討・調査・設計)として製造個数にかかわらず30万円~、以後個数ごとに加工単価をお見積りさせていただいてます。詳細は「受託開発・製造サービスの概要」を参照ください。 - Raspberry Pi 5に対応していますか?
- 対応していますが、USBポートの電流制限にはご注意ください。製品個別の状況については弊社技術ブログ[2024/4/12更新] Raspberry Pi 5への対応まとめも参照ください。
- Raspberry Pi 4に対応していますか?
- 基本的に対応していますが、Raspberry Pi 4は従来の機種からコネクタ配置等が変更されてますので、ADPi Proは基板自体が物理的に干渉します。詳細はこちらを参照ください。その他、各製品の関連情報コーナに各ラズベリーパイの対応状況記載していますのでご確認ください。
- Raspberry Pi Zeroシリーズに対応していますか?
- Raspberry Pi Zero / Zero W / Zero WH / Zero 2 W につきましては、弊社製品のサポート対象外となります。
但し、受託開発・製造サービスとして個別対応可能な場合もございますので、こちらからお問い合わせください。 - 対応OSは?
- Raspberry Pi OS です。他のディストリビューション、ならびにWin10 IoT Core 等の他OSはサポート対象外となります。
- 他のシングルボードコンピュータ(SBC)でも使用できますか?
- ラズベリーパイ(Raspberry Pi)以外のSBC(Tinker Board等)はサポート対象外となります。
- ラズベリーパイ本体についてサポートをしていますか?
- ラズベリーパイ本体のサポートは致しておりません。お客様自身で関連サイト、書籍等をご参照ください。
- ラズベリーパイ本体の保証をしていますか?
- 単体での保証は致しておりませんが、Pi-protectやPi-fieldのほか受託開発/小ロット製造等で弊社が納品したラズベリーパイに関しては、無償交換(納品後60日以内)等の保証はございます。但し、詳細は個別での協議とさせていただきます。
- 4GPiやslee-Piなどメカトラックス社製品のピンアサインについて教えてください。
- 弊社製品(4GPi、slee-Pi 3、ADPi Pro 等)のピンアサインは下図のとおりで、弊社製品が出荷時の状態であればそのままスタックして併用できます。尚、4GPi、slee-Pi 3、ADPi Proは、ジャンパピンにより使用するGPIOポートの変更も可能です。詳細はそれぞれ4GPi、slee-Pi 3、ADPi Proを参照ください。
- なぜ、ラズベリーパイ向け周辺機器を製品化したのですか?
- お客様が、ラズベリーパイの膨大な情報資産や対応周辺機器を活用できるからです。元々教育用コンピュータとしてスタートしたラズベリーパイは、高性能ながら低価格で入手可能です。一方、そのコストパフォーマンスから電子工作やプロトタイピングでの活用も盛んで、世界中のユーザーによる様々なセンサーやソフトウエアの使用事例(情報)が大量に存在します。価格だけではなく、この膨大な情報資産の存在がラズベリーパイを使用するの最大のメリットと弊社では考えています。
- ラズベリーパイの信頼性や安定性は大丈夫でしょうか?
- 用途にもよりますが、技術的な工夫や適切な使用により十分実用に耐えます。ラズベリーパイが不安定になる要因の一つとしてラズベリーパイ本体への電源供給が不足する問題があります。USB(microUSB、USB-TypeC)では給電能力に限界があり、ラズベリーパイに接続した周辺機器次第で本体の動作電圧が不安定になる為です。この対策として弊社製品(4GPi、slee-Pi)はピンヘッダ経由でラズベリーパイに十分な電力を供給する機能を有しています。その他、技術的な工夫や適切な稼動環境(温度等)に配慮することで実用上必要十分な安定性や信頼性を確保できると考えています。
サービスに関するFAQ
受託開発・製造 : ラズパイ関連、他について
- メカトラックスの製品を使った機器開発・製造のパートナー制度などありますか?
- Raspberry Pi Zeroシリーズでの受託開発/製造に対応していますか?
- 対応しています。詳細はこちらからお問い合わせください。
- ラズベリーパイを使用した実際の製品・サービス等ありますか?
- 弊社だけでも4GPiやslee-Pi等と組み合わせた製品・サービス化実績が豊富にあり、弊社以外でも業務用途のラズベリーパイ組込機器が世界中で稼働しています。インターネットやLinux、パブリッククラウドが過去にそうだったように、適切な用途と環境であればラズベリーパイで十分という認識が一般的になりつつあると考えています。
メカトラックスについて
- ラズベリーパイ導入による業務改善などのコンサルティングは可能ですか?
- 弊社の強みは、ラズベリーパイ等汎用機材を活用したハードウエアのプロトタイピングや小ロット製造と考えています。ハードウエアだけでなく業務システムや運用等含めたトータルでの業務改善コンサルティングに関しては、これら業務に長けたパートナー企業様と受託させていただいてます。ご要望の際はこちらからお問い合わせください。
- ラズベリーパイの業務活用に関するセミナーなどは可能ですか?
- 可能です。これまで企業内で開催するクローズドなセミナーや講演、対談など多数実績ございます。公開可能な範囲で、内容などお知らせに掲載してますのでご要望の際は、こちらからお気軽にお問い合わせください。