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[2025/5/21更新] Raspberry Pi 5 への対応まとめ

[2025/5/21更新] Raspberry Pi 5 への対応まとめ

※ rpi-6.12 カーネルにおいて弊社製品の一部で不具合が確認されたため、元の記事を2025年5月に更新しました。

Raspberry Pi 5 の国内販売開始から日が経ち、弊社製品と組み合わせてご利用中の方や、導入を検討中の方からのお問い合わせが増えています。
この記事では、弊社製品の Raspberry Pi 5 対応状況について最新情報をまとめています。ご利用の際の参考になれば幸いです。
なお、各製品とも Raspberry Pi 5 と組み合わせてご利用いただけますが、一部製品には使用上の制限がありますのでご注意ください。詳細は以下をご覧ください。

最新の動作確認済み環境

Raspberry Pi OS Lite

Release date: May 13th 2025
System: 32-bit / 64-bit
Kernel version: 6.12
Debian version: 12 (bookworm)

※ 32-bit 環境では、一部製品で動作に制約があります。具体的な動作可否については、以下の表をご覧ください。

製品名 / System32-bit64-bit
4GPi
slee-Pi 3不可
ADPi ProSPIDEV:可
IIO サブシステム:不可

製品ごとの対応状況

4GPi

ラズベリーパイ用4G(LTE)通信モジュール「4GPi」

■ 4GPi からの電源投入時に Raspberry Pi 5 が自動的に起動しない場合があります。この場合は、Raspberry Pi 5 の電源ボタン(PSW)を押してください。

詳細はこちらをご覧ください。


slee-Pi 3

ラズベリーパイ用電源管理/死活監視モジュール「slee-Pi」

■ 32-bit 環境と rpi-6.12 カーネルの組み合わせにおいて、slee-Pi 3 は利用できません。64-bit 環境の使用をご検討ください。

詳細はこちらをご覧ください。


ADPi Pro

ラズベリーパイ用高精度A/D変換モジュール「ADPi Pro」

■ 32-bit 環境において、ADPi Pro の IIO サブシステムは利用できません。SPIDEV パッケージ、もしくは 64-bit 環境の使用をご検討ください。

詳細はこちらをご覧ください。


Pi-protect および Pi-field

ラズパイ屋外稼動キット「Pi-field」

■ 標準搭載機種は Raspberry Pi 4 Model B です。Raspberry Pi 5 に換装する場合のみ、上記、4GPi および slee-Pi 3 をご覧ください。

問い合わせ先

弊社製品に関する技術的なお問い合わせはこちらのフォームよりお願いいたします。

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