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Raspberry Pi Imagerを使って4GPiのOSイメージを簡単カスタマイズ

Raspberry Pi Imagerを使って4GPiのOSイメージを簡単カスタマイズ

2021.04.06@ieking

こんにちは。メカトラックスの@iekingです。

以前@kiyonagaがRaspberry Pi Imagerを用いて4GPiのOSイメージをSDカードに書込む方法についてご紹介しました。

今回はRaspberry Pi Imager(v1.6)に新しく追加されたOSイメージのカスタマイズ機能についてご紹介します。

この機能を使って、4GPiのOSイメージ(4gpi-buster-lite-20210327.img)*1に、Wi-Fi接続とsshサーバ有効化のカスタム設定を追加してみます。

準備したもの

OSイメージのカスタマイズ手順

  1. SDカードをノートパソコンに接続します。
  2. Raspberry Pi Imagerを起動し、[Operating System > Use custom]を選択して
    使用するイメージを選択します。
  3. Raspberry Pi Imagerのウィンドウがアクティブな状態でCtrl+Shift+Xを押します。
    するとオプションウィンドウが出現するので、ホスト名とssh接続パスワード、Wi-Fi設定(SSID・Password・Wifi country)を使用環境にあわせて設定します。
  4. 設定を保存[SAVE]し、[Storage]でSDカードを選択して、書き込みます[Write]。

動作確認

書き込みが完了したSDカードをRaspberry Piに接続し、電源を入れて起動します。
設定が正しければ、Raspberry Piは自動的に無線でLANに接続するはずです。

ノートパソコンでsshクライアントを立ち上げてRaspberry Piにログインしてみます。

無事接続できました。

まとめ

Raspberry Pi Imagerを使うと、4GPiのOSイメージ*1を簡単にカスタマイズできます。
Wi-Fi接続やsshサーバ有効化のほかにも以下のような設定も可能です。

  • オーバースキャン無効化
  • ロケール設定(タイムゾーン・キーボードレイアウト)

ぜひご活用ください。


*1 4GPiのOSイメージはRaspberry Pi OSをベースに作られています。

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